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「社会を見る目を養う」 

昨今の金融危機を持ち出すまでもなく、現代は物事の変化のスピードが速く、その影響も世界全体に広がるようになっています。そのような中で、われわれには、現実に起きている事象を論理的に理解し、かつ他者の意見を鵜呑みにせず自分自身で検証する力が求められています。
 当研究会では、マクロ経済学、金融論等の経済理論を学ぶと同時に、実証分析手法である計量経済学を学んでいます。理論と実証のバランスをとることで、現実を無視した「計測なき理論」や直観のみに基づいた「理論なき計測」にならないように注意しつつ、現実の問題を理解するよう心がけています。
 まだ発足して3年目ですが、今後さらに活気ある「社会を見る目」を養う場とできるよう、日々精進していく所存です。


T 研究領域

●銀行行動

●企業金融

●応用マクロ経済学

 銀行、企業、家計等のミクロ・マクロデータを用いて、政策的含意やマクロ経済学的含意の導出を目的とした実証研究を行っています。具体的には、金融監督規制の銀行行動への影響、リレーションシップ・バンキング、政府系金融機関の企業金融における役割、家計を取り巻くリスクと貯蓄行動の関係などのテーマについて分析を進めます。

U 研究会の特徴

 当研究会では、ゼミ員を3〜5名のグループに分け、グループワーク形式で研究を進めていきます。金融やマクロ経済学など研究領域は多岐にわたりますが、当初はマクロ経済学をしっかりと学んで研究領域への基礎づけとするとともに、研究ツールとして実証分析ソフトSTATAの使い方をマスターします。そしてそれらを礎として銀行行動をはじめとする金融論への研究へと移ります。日々の研究活動を通して、ゼミ員は理論的かつ実証的に分析する論理的思考能力を養っています。個性豊かなゼミ員たちは、各々の研究活動に真剣に、全力で取り組みつつも、サークル活動やインターンシップ、アルバイトなどの課外活動にも精力的に取り組んでおり、充実した三田キャンパスライフを送っています。ゼミ員構成が比較的少人数のため、全体レベルでの意思疎通が図りやすく、まとまりがあることも大きな特徴です。


V 活動内容

●本ゼミ  【月曜4・5限】  STATAを用いた実証分析

●サブゼミ 【火曜5・6限】  金融やマクロ経済学の教科書をプレゼン形式で輪読

今年度は月曜本ゼミ後、自主的に勉強会を開催し、日経新聞の記事を取り上げて時事問題について議論したり、統計学・計量経済学の復習を行うことで、研究分野の理解を助ける時間を設けています。
 
 

   
         

 

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